年末を迎え、何年間か掃除を怠っていた場所を高圧洗浄機で洗い流していたら、ある場所に名も知らぬ植物が、それもコンクリートの上の僅かな土を頼りに自然と生えていた。さて、冬枯れはしているものの、生きている事には違いない。どの様にして取り除こうか。コンクリートの上だから根は深く無いだろうと、引っ張てみたら根も動いた、此れは簡単に取り除けると思い、ブリキの物置を動かしたら、その下に根が入り込んで、毛根を伸ばして生きる糧を捕まえて必死に生きようとしている姿に感歎しながら、生き様とする姿に改めて驚きながら「御免ね、折角生きてきたのに、枯れさせてしまって」と謝罪しながら取り除いた一日でした。